はじめに

嵐電に乗ろう。

京都府京都市の四条大宮駅〜嵐山駅間、そして帷子ノ辻駅〜北野白梅町駅間を結ぶ「嵐電」こと
京福電気鉄道嵐山本線・北野線について簡単に特集しました。


 

車両

モボ614

モボ614

モボ611型614号車です。
モボ611・621・631型は最も多く見られる車両です。
写真は帷子ノ辻駅で撮影しましたが、右奥の方にかすかに
モボ621型(留置中)が見えます。
上の写真で614号車の後に停車しているのが、後に紹介する
「モボ101型」です。

下の写真は太秦広隆寺駅で撮影しました。
ここでは30mほど併用軌道になります。
ここに限らず、嵐山本線には数カ所の併用軌道が
存在しています。
そこを通行するときは、江ノ電のように
警笛を思いっきり鳴らしながら通過する場合が有ります。

モボ631型631号車には、江ノ電の塗装が施されています。
これは2009年10月の嵐電・江ノ電姉妹提携によるもので、
江ノ電にも嵐電色の車両が走行しているそうです。

江ノ電・嵐電姉妹提携のポスターはコチラ

モボ101

モボ104

こちらがモボ101型です。
現在は全6両のうち3両に全面ラッピング
(2両が左写真の「井筒八ツ橋本舗」の生八ツ橋「夕子」、
1両が左下写真の「京つけものもり」)が貼られています。

「夕子」ラッピングは101・104号車、「もり」ラッピングは
106号車に施されています。

下回りは吊りかけ駆動で、路面電車らしくかなり振動がきます。
乗ってみると分かりますが、ポイント通過時の
振動はハンパ有りません。

夕子は美味しいです。個人的感想からすると八ツ橋より
生八ツ橋の方が美味しいです。
焼き上げる方の八ツ橋は固いのでマイナスです。

京つけもの「もり」

その他にも、モボ501型・モボ2001型・モボ21型(レトロ車両)
などが在籍しています。

 


 

車内と運賃

車内

嵐電はワンマン運転です。
北野白梅町・四条大宮・帷子ノ辻・嵐山駅以外では、
通常時は車内で運賃を払う形式となっています。
運賃は均一大人200円・子供100円です。
なお、上記の4駅では改札で運賃をお支払いください。

お降りの際は、必ず画像に見えている「とまります」ボタンを
押して、運転士にお知らせください。

運転席周辺

こちらは四条大宮・北野白梅町方向の運転席です。
帷子ノ辻・嵐山行はこちら側は入口専用、
四条大宮・北野白梅町行は出口専用となります。
お降りの際に、直接運賃箱に運賃をお入れください。

 

 


 

主な駅

四条大宮駅

四条大宮駅です。
駅の目の前の「四条大宮交差点」の真下には阪急京都線が
通っていて、さらに目の前の道を京都市バスが沢山
通っているので、交通の便には困りません。

電車は10分に1本来ます。通常時は1両ですが、
行楽シーズンには2両に増結されるためホームは2両分
有ります。

嵐山駅

嵐山駅です。
駅から徒歩5分圏内に「渡月橋」と世界遺産の「龍安寺」が
存在していて、駅ビルには様々な食べ物屋が有る為
四条大宮駅に比べるとかなり賑わっています。

駅周辺にはお土産屋・京料理のお店などが集中していて、
人の流れがまったく途絶えることが有りません。

こちらの駅のホームも2両対応です。
なお、別料金を払うと駅構内の足湯も利用できます。

帷子ノ辻駅

帷子ノ辻駅です。
嵐山本線と北野線の乗り換え駅です。
北野線は普段はこの駅が終着ですが、行楽シーズン時には
嵐山へ直通する電車も有ります。

 


 

嵐電の路面区間

蚕ノ社⇔嵐電天神川間

嵐電にはしっかり路面区間が有ります。
1つはこの「蚕ノ社⇔嵐電天神川・山ノ内の一部」です。
特に目立った点も無い、ごく普通の一般道路を進みます。

嵐電天神川駅は、京都市営地下鉄東西線の「太秦天神川」駅
との乗換駅となっています。

山の内⇔西大路三条

もう1つは「山ノ内⇔西大路三条間」です。
こちらは「道の真ん中に停留所」というパターンの駅が有り、
上記区間より路面電車らしくなっている区間を進みます。

この区間には、ノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏が
勤務されている「島津製作所」があります。

 


 

嵐電は京都に来たら乗って見た方が良いでしょう。
フリー切符も有りますので、皆様も京都へ行ったらぜひ嵐電で嵐山へお出かけください。

 


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